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各メーカーから掃除機のリニューアルや新発売が続いています。

ここ数年、訪日観光客の増加やオリンピック、大阪万博などの大きなインベントを控え、京都市内では宿泊施設の建設ラッシュが続いており、新しく建つホテルの多くはエントランス部分はフローリングや石材などのハードフロア、２階以上の客室や廊下などはカーペットといった仕様が多く見受けられ、カーペットの面積が多くなればそれだけ掃除機掛けが作業の多くを占めることになります。

ホテルに限らず、商業施設やオフィスビルなどでもカーペットフロアが増えてることから、掃除機の必要性が高まり、各社リニューアルや新発売が相次いでいるのですが、一昔前と違い業務用掃除に求められるものが少し変わってきています。

業務用の掃除機といえばHITACHIのCVシリーズに代表されるように、家庭用の掃除機と比べて耐久性が高く、その分大きくて重いのが一般的でした。しかし最近では、耐久性よりも小型で軽量な掃除機を求める声が圧倒的に多く、当社でもFPS社の「極４」や家庭用キャニスターが人気機種となっています。

掃除機の修理で一番多いのはコードの断線ですが「極4」は電源コードが外付けなので修理に出す必要がなく、家庭用キャニスターは8,000円前後と価格が業務用掃除機の1/3程度なのも人気の理由です。

また最近ではポット型やアップライト型のバッテリータイプの掃除機の人気も高くなってきています。
ペンギンワックス社の「パワータンクⅢ」やインテックスソリューション社の「トルネード」、蔵王産業社の「ツインフォース」などがこれにあたります。価格はバッテリー、充電器を含めたフルセットで￥100,000～￥200,000位になるので、コードタイプと比べるとかなり高額ですが作業効率が格段に上がるので人手不足を補う切り札として導入されるケースが増えてきており、makitaやHI-KOKIのハンディタイプの掃除機でも従来の10.8Vタイプから、よりハイパワーで稼働時間の長い18Vタイプへシフトされるお客様が多くなってきています。

最後に今回発売されたCXS社の「AERO 8」の様に機能に特化した掃除機です。
「AERO8」はHEPAフィルターが標準装備されており、静音タイプでありながら充分な吸引力を備えています。まさに病院清掃に適した1台です。

バッテリーは日進月歩で進化し、業務用掃除機も多様化し目的に合わせて選べる機種が格段に増えました。AIによるロボット掃除機も登場し、これからは清掃の在り方も大きく変わっていくことになりそうです。

tomoaki ozaki