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2015-16NBA FINALを制したのはクリーブランド・キャバリアーズ。

1勝3敗の崖っぷちから3連勝しての大逆転劇はNBA史上初。

しかも相手は73勝9敗でシーズン最多勝利のNBAレコードを塗り替えた前年のチャンピオンチーム、ゴールデンステイト･ウォリアーズ。

Game4が終わった時点でCAVSが優勝できると思ってた人は地元のファンでもいなかったと思います。

それぐらいに信じられない奇跡のカムバックでした。

Game6までは、どちらかのワンサイドゲーム。

D.グリーンのフレグラントファールによる出場停止や、審判のミスジャッジ、S.カリーがファウルアウトした後にマウスピースを投げつけるなど、どちらかといえばゲーム本来の内容とは別のところでゴタゴタしてましたが、この日は試合開始から何度もリードチェンジを繰り返し、最後の1秒までどちらに転ぶかわからない、痺れるような展開。

まさにファイナルにふさわしい歴史に残る名勝負となりました。

ホントに凄かったし面白かった!!

第4クオーターの残り5分を切ったところで、両チームとも相手に流れを渡さず89-89の同点。

ここから、しばらくスコアが動かない緊迫した時間帯が続くのですが、ビッグプレーを見せたのはやっぱりレブロン･ジェームズでした。

残り時間が少なくなっていく中、リバウンドを拾ったウォリアーズは一気にゴール前へ。

後ろからくるJR.スミスのブロックをかわしたA.イグダーラのレイアップが決まると思った瞬間、レブロン･ジェームズがさらに後方から飛び込んできてギリギリのところで、バックボードにボールを叩きつける渾身のブロック。

このビッグプレーで大きく流れを引き寄せると、残り53秒、ゲームを決めたのはK.アービングでした。

厳しいマークにつくS.カリーをステップバックでかわし、決して簡単ではない3Pを鮮やかに沈めると、それまで20,000人の大歓声に包まれていたオラクル･アリーナは一瞬にして静まりかえりました。

これまではセルフィッシュなスコアラーというイメージしかなかったK.アービングでしたが、このシリーズでは何度もタフショットを沈め、何度もチームを救った姿は、まさにエース。

ゲームをコントロールし、得点、リバウンド、アシスト、ブロックと全てを高いレベルでこなしたレブロンは文句なしのMVPですが、プレイでチームを引っ張ったK.アービングもMVPに相応しい活躍だったと思います。、

超の付くスーパースターでありながら、今までの言動で、多くのアンチを生み多くの批判を浴びてきたレブロン･ジェームスですが、故郷クリーブランドで優勝するという悲願を成し遂げた瞬間にフロアに突っ伏して号泣している姿を見ていると、CAVSファンでもレブロンファンでもない僕までグッとこみ上げてくるものがありました。

過去2回マイアミ･ヒートで優勝した時は笑顔だった事を思うと、クリーブランドで優勝する事がレブロンにとってはとてつもなく大きな事だったのでしょう。

来シーズンは混戦になりそうな予感。

今週にはドラフトがあり、FAの動向も気になります。

僕もたまには「バスケが。。。したいです。。。。（泣）」

tomoaki ozaki